ベトナム料理を食べる楽しさは、もちろんそのままでも美味しいのですが、ヌクチャム(色々なたれ)やレモン、とうがらしなどを加え、より自分の好みの味に仕上げる、これも醍醐味のひとつです。それから忘れてはならないのが添えられた香草たち。これらは是非料理といっしょに食べてみてください。香草が苦手な方は最初は少しずつで結構です。必ず料理と香草の組み合わせの中に好きなものが見つかるはず。特にほとんどの料理に添えてあるザウムイ(パクチー)は独特な強い香りと味を持ち(何しろ語源はギリシャ語でカメ虫)、まさに好き嫌いが極端に分かれる香草ですが、料理といっしょに食べていただければきっとハッとする瞬間が訪れるでしょう。一品の料理の味わいの変化、香りの楽しさを実感してみてください。もちろん大好きな方はたっぷり入れて食べてください。
生春巻(ゴイクン)
ベトナム料理を代表する人気メニュー。エビ・ビーフン・新鮮な野菜をライスペーパーで巻いたサラダ感覚の料理。ピーナッツ風味のみそだれやヌクチャムをつけていただきます。
揚春巻(チャゾー)
エビや鶏肉や豚肉のミンチと野菜などをライスペーパーで巻き、油でカリッと揚げた香ばしい料理です。葉野菜に巻いてヌクチャムにつけていただきます。
フォー
ベトナムでは毎日のように食べられている米からできた平打ち麺。鶏がらや牛骨から作るすっきりしたスープが特徴で、主な具は鶏肉、牛肉、魚介、たっぷりの野菜。お好みで香草をトッピングしたりレモンを絞ります。
バインセオ
ベトナム風お好み焼き。米の粉を使った生地は表面はパリッと香ばし
く、中はたっぷりの野菜に豚肉や魚介が入っていてジューシー。葉野菜に包んでベトナムナマスと共にヌクチャムにつけていただきます。現地では専門店があるほどの人気メニュー。